どんなこともしてよいが、
根本の根本を
まちがってはならない。
世の中にはあまたの職業があり、
人はあまたの楽しみがあるが、
物事の本質はすべて同じ。
入り口は星の数ほどあるけれども
たどり着く所は同じなのです。
たどり着く所がわかったら
物事の本質がわかる。
すると外界の現象もわかる。
自分が何をすればいいかもわかる。
わたしは
生命は何かがわかったから
その本質を書いてまいりました。
つきつめると
形をまとっているだけで
実体は生命なのです。
人間という形態は
動物では体験できない
感情と自我をもたされている。
これを味わい尽くしてきました。
十分に味わい尽くして満足したら、
今度は感情と自我を離れる段階へ
進んでいくわけです。
人間をやる執着もなくなる段階です。
人間はえらくもなんともない。
数多のご迷惑をかけ続ける生命体。
それでも
ひとりでは産まれて来れないし
生きていけないから
いろんな存在のサポートを受けて
いろんな人と関わり合って
生かされているのです。
特別な能力は必要なくて、
今置かれた環境で
自分に与えられた役割を
根本を間違えずに
淡々とこなすことが人間として
生きることだと思います。
役割はミクロからマクロまであり
優劣はありませんから
すべて本質は同じです。