【超国宝】菩薩の心・空海の世界観・七支刀と対面してきました②

歴史と政治の本質


前回の続きです。

さて、次の見どころは

中宮寺の弥勒菩薩でした。
(下の画像中央)


弥勒菩薩お釈迦様入滅後の
56億7千万年後に
この世を救うために現れると
伝えられる未来仏です。


菩薩様は如来になるべく
修行中の身なのです。


お釈迦は

末法まっぽう」と言いました。

末法

仏語。仏法の行われる時期を三つに分けた三時のうち、最後の退廃期。釈迦の入滅後、正法しょうぼう像法ぞうぼうを経たあとの1万年間。教えが説かれるだけで修行する者もなく、悟りを開く者のいない時期とされる。末法時。「末法の世」出典


仏教では救いがたい時代が
1万年間続くのだと。

い、いちまんねんも!?


しかも
弥勒菩薩が降臨するのが
56億7千万年後って、
気の遠くなる未来まで
輪廻転生を繰り返さなけば
ならないのなら、
もはや絶望的ですやん。


だからこそあえて
時間という概念を外すことが
大事だと思うのです。

弥勒菩薩が
現れるのを待つのではなく、


自ら弥勒菩薩になる!


これが一番の近道なのです。

弥勒菩薩といえば
コロナがはじまった2020年に
広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像を
拝観したことがありました。
それも貸し切りで。


広隆寺は秦河勝が創建した
京都最古のお寺です。

そこに秦河勝夫妻の像も
安置されていました。


今思えば
貸し切りで弥勒菩薩と
対面させていただけたのは
秦河勝公の御計らい
だったのかもしれません。
その後、秦河勝公と
意識でつながったのです。



ところで弥勒菩薩は
左足を地につけ、
右手右足は上げています。




このポーズはどっかで見たような…



蔵王権現は、
役行者が祈りで出した
釈迦如来・千手観音・弥勒菩薩の
裏の姿。

乱世から衆生をいかにして
救おうか…思案した結果、
怒りの形相で厳しく導こうと
仮(雁)の姿で現れたのでしょう。


慈悲の仏と厳しき仏は
表裏一体なのです。



つまりこの仏様は

足の神様であり地の神様
つまり地球の女神


乱世から衆生を救うためには
秩序を取り戻すことが必須です。
弥勒菩薩も蔵王権現も
地球の回転方向に
従うことをその姿を持って
人間に教えているのです。



仏教美術では
弥勒菩薩のにやりとした表情を
「アルカイックスマイル」
と呼んでいます。
これをカタカナにしてしまうと
形式だけしか感じられないのは
わたしだけでしょうか。


弥勒菩薩のほほえみは、
ちゃんと意味があるのです。
日本に仏教が入ってくる前の

埴輪ほほえんでいるのです。

今城塚古墳


彼らがほほえんでいるのは
心に太陽を宿していたから
かもしれません。
古墳時代は太陽信仰でした。


今城塚古墳


仏教の太陽神は大日如来。

仏師も埴輪職人もきっと

「辛く苦しい時代であっても、
内なる神と常に一体なのだから
心を明るくしているのですよ。

内なる神は太陽ですよ。

と伝えたかったのかもしれません。

今城塚古墳


終末的予言が飛び交っていますが、
わたしの中の神様は


「毎日明るく笑っておれ!」


と伝えてくださいました。

そういえば2021年に
こんな夢を見ました。
故郷が外国人に占拠され
昔の面影がなくなっていました。

道は反社の集団であふれかえり
家に帰れず日は暮れるばかり。
ああ、わたしはきっと殺される…
と絶望しかけたときに


「太陽に向かって進め!」

と神様が伝えてくださいました。
夕日が沈みかけていましたが

太陽の神様の言葉を信じて
恐怖心を断ち切って
太陽に向かって進みました。
すると反社の集団はわたしを
スルスルよけてくれたのです。

リアルな夢でしたが、
どんなことも恐怖心をなくせば
恐怖体験することはないのだと
わかったのでした。



コロナは567。
567は令和5、6、7年。
56億7千万年後は「今」。




続きますよ!


今回も最後までお読みくださり
ありがとうございます。



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