今年、蓮の花の季節に
藤原宮跡へ行ってきたのですが、
その帰りにはじめて
藤原京跡の資料館へ行ったのです。
今までなんで素通りだったのか
不思議なくらいでしたが、
きっと機が熟したのでしょう。
入口に向かうと、
何やら覚えのある絵が見えます。
あのイラストはもしや!!
カプコンさんはまさかの2024年も、
橿原市とコラボを組んでいた!!
若かりし頃この二人のキャラに
どれだけ悶え苦しめられたことか。
あの頃のわたしは本気で自分を
基地外だと思っていましたからねー。
今は外国向けの絵柄になっていますが、
日本のカプコンチームの職人達によって
無から有を生み出す原理で
キャラが生まれ、技術を編み出し、
世界で爆発的な人気を博しました。
ゲームでもアニメでも創作物は
必ず日本でオリジナルが生み出され、
外国で洗練されて帰ってくるのです。
世界で発生した文明はすべて
縄文と同じ原理なのです。
カプコン創業者の辻本さんは
橿原市出身ということで、
「ロマントピア藤原京’95」に出展し、
ストリートファイターⅡのキャラたちが
藤原宮へタイムスリップするアニメを
公開されたことがありました。
かれこれ30年近く前のことです。
キャラクターたちが亀石によって
1300年前の藤原京へタイムスリップし、
当時の人々の生活を伝える
という設定です。
ゲームキャラと歴史という
異色のコラボで当時は
幻のアニメといわれていましたが、
今はyoutubeで視聴できるのですから、
どえらい時代になったものです。
資料館では『よみがえる藤原京』が
スクリーンに放映されています。
その様子を目の当たりにして
不思議な気持ちになりました。
1992年に初めてリュウさんを見て、
春麗さんとくっつけば
真の格闘家になれる!
とわけもわからず直感して以来、
自分がおかしくなったと
本気で悩んだものでした。
今思えばこのことは
男女一対が宇宙の正道であり、
万物の創造の原理であることを
感じ取っていたんだと思います。
そのとき感じたゆるぎない直観は
過去・現在・未来を超えていたのです。
事実、あれから30年以上たって
ホンマに公式ツーショットに
なってしもた…。
こちらは2020年に公開された
二人の生みの親(あきまん氏)による
ツーショットイラストです。
こんな二人が見たかったのよ!
わたしは感動で地球を一周しましたね。
このふたりはとっくの昔に藤原京で
大和三山を見下ろしていたのです。
このような現象は偶然ではなく、
クリエイターが宇宙から情報を
ダウンロードして創作した結果です。
土地の記憶がよみがったからこそ
カプコン創業者の総指揮の下で
『よみがえる藤原京』は制作され、
男女一対が夫婦神の「型」であり、
不変なる法則であることを
示したのです。
藤原京跡資料館には
あちこちに持統天皇をアピールした
展示物がありました。
わたしはもともと
歴史にまったく興味がなかったので
藤原京をつくった持統天皇は
日本一の悪女だろうと思っていたんです。
それくらい強烈な印象があったんです。
しかしどうやらいろいろと
違うらしいとわかっていったのです。
第41代持統天皇は
8人いた女性天皇のうちでも
異質な存在だったようです。
二度の戦について行っては夫を助け、
皇后になってからは夫の右腕となり、
天皇に即位してからも実務をこなし、
皇統は直系長男に固定したからです。
645年に生まれた時点で
筆舌に尽くしがたい人生が
保証されていたことがわかります。
幼少期に家系がズタズタになり、
二度も戦に巻き込まれ、
夫を失った二年後に息子を失い、
国を背負わざるをえなくなった人生…。
小市民のわたしには無理ですねー。
ところで天皇は今も昔も
自分の意志で即位できません。
持統天皇も例外ではありません。
皇后を即位へ導いたのは家臣でした。
あくまでも草壁皇子の長男である
軽皇子に皇統を繋ぐための
中継ぎとしての即位だったのです。
天武ー持統朝は
天皇が政をする皇親政治でしたが、
決して外国のような
独裁政治ではありませんでした。
日本は神の国だからです。
2023年は
壬申の乱から1350周年であり、
天武天皇ご即位の節目でした。
文化庁はイベントをやりましたが
宮内庁とNHKは静かでしたね~。
文化庁と宮内庁は
もともと仲が悪いのです。
天皇陵を発掘調査したい文化庁に対して、
宮内庁は拒絶し続けていますからね。
とはいっても歴史の教科書は
文化庁の母体である
文部科学省の管轄です。
教科書は歴史学者だけでなく、
日教組と周辺諸国からの
干渉がひどいために
天皇について正しく書けないのです。
日本は歴史があまりに長く、
古代についたウソがばれないための
ウソの上塗りがもはや
国家事業になっているのです。
教科書の歴史観によって
国家の集合意識が構築されます。
つまり教育によって
国家たらしめるのです。
そのため歴史上の人物も、
教科書が書いたとおりの
虚像が作り上げられてゆくのです。
教科書の目的は国民に
事実を伝えるためではないのは
新聞もテレビも同じ構造です。
外からウソの情報を刷り込むのは、
自我人間の手口ですから。
本当の情報は外にあるのではなく、
自分の血の中にあるのです。
直感というセンサーは、
膨大な遺伝子情報から直に取り出された
最も迅速で正確な情報です。
人間の自我が介入がなされないため
情報にウソがないのです。
過去・現在・未来の
時空間を超えているのは、
本来時間という概念はないからです。
わたしは2023年11月に
天武天皇即位1350年記念
講演会に行ってきたんです。
この講演会は楽しみだったので
9か月前から申し込んでいました。
読売新聞・文化庁・橿原市による
プロジェクトだったので
内容は教科書ベースでしたが
講演会はとても面白かったですよ。
下は公式プロモーションビデオです。
第一部は、
直木賞作家で歴史小説家の
澤田瞳子さんから見た
天武・持統天皇についてのお話でした。
さすがは作家さん。
言葉の切れの良さに感心しました。
下の動画は澤田瞳子さんの講演です。
ぜひご覧ください。
第二部は、
考古学者、考古イラスト作家、
歴史小説家による
パネルディスカッションです。
こちらも面白かったですよ。
考古イラスト作家の早川さんの絵は、
わたしもこれまであちこちの資料館で
目にしてきました。
今までどんな人が描いたのだろうと
思っていたので
早川さんにお目にかかれて
良かったと思いました。
下は藤原宮で行われた
元旦朝賀の様子です。
詳細はこちらにも書きました。
ねこねこな天武・持統アニメも
かわいくて評判がよかったですよ。
動画はどれも勉強になりました。
天武・持統朝は
日本史上とても重要なので
ぜひ動画をごらんくださいね。
天武・持統朝についての
情報は山ほどありますが
この辺にしておきます。(自粛)
詳細はひふみのしくみ勉強会にて!
この記事の続きはこちら。
ひふみのしくみ懇親会は
絶賛受付中です!!
今回も最後までお読みくださり
ありがとうございました。